TEAMSとZOOMを現場で比較して分かった“絶対に失敗しない配信ツール選び”
オンライン配信やハイブリッドイベントが当たり前になった今、
「配信はとりあえずTEAMSでいい?」
「社内規定でTEAMSしか使えないけど大丈夫?」
「ZOOMの方が使いやすいって本当?」
そんな疑問を現場でたびたび聞きます。
ですが私はイベント現場で十年以上、
企業イベント・内覧会・表彰式・新人研修・ウェビナーなど
数えきれないほどのオンライン配信を担当してきて、
実際に痛い目を見た経験がいくつもあります。
その経験からハッキリ言えることは一つ。
🔥 オンライン配信を成功させたいなら、まずZOOMを選ぶべき。
理由は“安定性が段違い”。
とはいえ、社内規定や運用ルールでどうしてもTEAMSしか使えない場合も多いので、
そのときどうするべきか、という“現場からのリアルな答え”も含めてお話しします。
ここからは実話ベースでお届けします。
■【実体験】TEAMSで実際に起きたトラブル
ある大企業のハイブリッドイベントで、
クライアント側が「社内規定で配信はTEAMSで」と指定してきた現場がありました。
正直に言うと、この時点で現場は少し緊張します。
理由は、他の現場でも TEAMSは外部ゲストが絡む配信で相性が良くない と分かっていたから。
そして予想通り、当日はいろいろな問題が起きました。
● 外部ゲストが入室できない。承認迷子になる問題
司会者や外部登壇者が入ろうとしても
- 「この会議を開始できません」
- 「アクセス権限がありません」
- 「承認待ちです」
という表示で止まる。
TEAMSはセキュリティが強力なので当然なのですが、
配信現場では致命的。
登壇者とは別ラインで連絡を取りながら、
社内担当者に承認してもらうという地味で大変な作業が続きます。
● 配信中に出演者が“はじき出される”という恐怖体験
もっとも深刻だったのがこちら。
本番中、外部ゲストが突然…
ブツン!
と会議室から退出扱いになる現象。
回線は安定。
パソコンも高性能。
社内ネットワークも安定していたのにこれ。
原因を調べても明確な理由が分からず、
TEAMS側のセキュリティ挙動としか説明がつきませんでした。
現場全員が冷や汗です。
● カメラ映像が劣化する。暗い・粗い・遅延する
業務用カメラ→キャプチャーボード→PC
というきれいな映像を流し込んでいるのに、
TEAMSに取り込むとなぜか劣化。
- 暗くなる
- 粗くなる
- 遅延が発生
ZOOMでは同じ構成でとても綺麗に映ったので、
これはもう“相性の問題”としか言いようがありません。
■【注意】どうしてもTEAMSを使うなら「社内PCに接続させてもらう」のが鉄則
ここがめちゃくちゃ重要です。
TEAMSを使う場合、
プロが持ち込んだ配信用PCを使うのではなく、
👉 企業側の“社内PC”に機材を全部つなげて配信するのが最も安全
というのが、現場の経験則です。
なぜかというと、
- 社内PCでないとTEAMSが外部参加を拒否する
- 外部アプリや外部アカウントの制約が厳しい
- セキュリティソフトが外部PCを許可しない
- カメラ・マイク認識で制限が出る
- 管理者権限が必要になる場合がある
といった“どうしようもない壁”が出ることが多いからです。
そのため、TEAMS配信の日は
- 社内PCに
- カメラ、マイク、スイッチャー、映像機器、音声機器
- 必要な信号をすべて接続
- 社内アカウントでログインし
- そのまま配信
という形で進めます。
これは最も安全な方法ではありますが、
毎回社内PCの設定を変更したり、
スペック不足で動きが重かったり、
バックグラウンドの社内ツールが急に動き出したりと
また別のリスクも出てきます。
だからこそ現場からすると、
🙏「できればZOOMにしていただけると助かります…」
が本音です。
■ ZOOMはとにかく安定。外部ゲストの扱いやすさが段違い
同じ企業の別イベントでZOOM配信をしたとき、
本当に驚くほどスムーズでした。
- 外部ゲストもワンクリックで参加
- 視聴の遅延も少ない
- TEAMSで起きた画質劣化が起きない
- 音声がクリアでノイズが少ない
- 配信途中で落ちるトラブルがほぼない
特に、外部ゲストの扱いやすさ は圧倒的。
オンラインイベントは社外の司会者や講師が参加することが多いので、
この扱いやすさはかなり重要です。
■ 実はYouTube Liveが最強のケースもある
ただし、イベント内容によっては
YouTube Liveが最強になることもあります。
● とにかく画質が最高
映像ビットレートが高く、
業務用カメラの映像をそのまま活かせる。
- 商品発表会
- 社長メッセージ
- オープニング動画の再生
- 表彰式の演出映像
こういった“見せる”イベントには向いています。
● 多数視聴者に圧倒的に強い
ZOOMは人数が増えると重くなる場合がありますが、
YouTube Liveは視聴人数が増えてもほぼ問題なし。
数百〜数千人を想定するなら
YouTube Liveが鉄板です。
■ 【結論】参加型はZOOM、視聴型はYouTube、社内事情が強い場合はTEAMS
現場で数多くトラブルと成功を重ねた結果、
最終的にこうなります。
- 双方向参加型 → ZOOMが最強
- 視聴メイン → YouTube Live一択
- 社内規定厳しめ → TEAMSだが、社内PC接続が必須
どれが優れているかではなく、
イベント内容・参加者属性・社内ルールによって最適ツールが変わる
というのが現場のリアルです。
■ まとめ:失敗しないオンラインイベントは“プラットフォーム選び”から始まる
- TEAMSはセキュリティが強いぶん制限が多い
- 特に外部ゲストが絡むイベントではトラブルリスクが高い
- どうしてもTEAMSを使うなら“社内PCに接続して配信”が最も安全
- ZOOMは外部参加がスムーズでイベント向け
- YouTube Liveは画質・安定性が最高で視聴型向け
オンライン配信は、一見“リンクを送って押すだけだから簡単”と思われがちですが、
意外とツール選びが成功の9割を占める と言っても過言ではありません。
現場としては、
少しでも不安な点があれば、必ず事前に相談してほしいところです。


