業界の現状と課題をわかりやすく解説

イベントの世界では今、「ハイブリッドイベント」という言葉がすっかり定着しました。
オンラインとオフラインを組み合わせたこのスタイルは、一時的な流行ではなく、すでに“新しい当たり前”になりつつあります。

でも、なぜここまでハイブリッドイベントが標準化してきたのでしょうか?
そして、普及が進む一方で、どんな課題が残っているのでしょうか?

この記事では、初心者でもスッと理解できるように、業界の流れや背景、そして今後のポイントをカジュアルに解説します。


1|そもそもハイブリッドイベントって何?ざっくり説明

まずはサクッとおさらい。

ハイブリッドイベント=現地(オフライン)とオンラインを同時に実施するイベント のこと。
例としては、以下のようなものが代表的です。

  • 現地会場でセミナーを開催しつつ、同時にオンライン配信も実施
  • 展示会でブース出展しつつ、オンライン上で商談・資料ダウンロードも可能
  • リアルのユーザーイベントに、遠隔参加もOK

つまり “場所の制約を超えて参加できるイベント” と言えます。


2|なぜハイブリッドイベントが「標準化」してきたのか?5つの理由

① 参加者の行動が変わった。オンライン参加はもう普通

コロナ禍をきっかけに、オンラインイベントが一気に普及しました。
その結果、ユーザーの行動が変わりました。

  • 「会場に行く必要があるなら参加しない」
  • 「忙しいからオンライン視聴できるなら参加する」

こうした感覚は多くの人にとって普通になり、イベントは“オンライン対応があるのが当たり前”という空気が生まれたのです。

② イベント主催側のメリットが大きい

主催側にとっても、ハイブリッドは魅力的です。

  • 参加者数を最大化できる
  • 地域・国をまたいで情報発信できる
  • リード獲得・データ蓄積がしやすい
  • 配信アーカイブが残るため、長期的なマーケティングが可能

「イベントはデータを取れた者が勝つ」時代、オンライン要素は非常に強力な武器になります。

③ 会場コストの高騰・日程確保の難しさ

近年、リアル会場のコストがどんどん上がっています。
さらに人気会場は1年前から埋まっていることも珍しくありません。

オンラインを組み合わせることで、

  • 小規模な会場で実施しても問題ない
  • 遠隔から登壇者を参加させられる
  • 開催頻度を増やせる

といった柔軟性が生まれました。

④ イベントプラットフォームの進化

以前は配信ツールの選択肢が少なく、ハイブリッドの運営は手間でした。

しかし今では

  • ウェビナーツール
  • マーケティングオートメーション連携
  • オンライン展示会プラットフォーム
  • 配信スタジオの普及
  • ハイブリッド専門プロダクションの登場

など、インフラが急速に整備されました。

結果として「やった方がコスパが良い」という状況になっています。

⑤ 企業の“情報発信の中心”がイベントに戻ってきた

マーケティング全体を見ると、
・広告費の高騰
・クッキーレスの影響
などで、「広告頼みの集客」が難しくなっています。

その中で、自社の価値を強く伝えられる手段=イベント が再注目され、
ハイブリッドはその中心的な形式として定着しているのです。


3|それでも課題はある。ハイブリッドイベント特有の悩みとは?

標準化が進んでいるとはいえ、ハイブリッドイベントにはまだ課題もあります。

① 運営の難易度が高い

オンラインとオフラインの両方で参加者を満足させる必要があるため、

  • 配信の品質
  • 現地の演出
  • 音声トラブル
  • カメラワーク
  • スタッフ配置

など、気にするポイントがまるで2倍。
配信と会場演出が“別チームのように動く”ため連携も難しくなりがちです。

② コストが上がるケースもある

オンライン配信の体制を整えると、

  • 配信スタッフ
  • 機材
  • インターネット回線
  • プラットフォーム費用

などのコストが発生します。

結果として「リアルより高い」というケースも実はよくあります。

③ 参加者の体験ギャップをなくすのが難しい

最大の課題はここ。

  • 現地参加は臨場感がある
  • オンライン参加は気軽だけど集中しにくい

この体験ギャップをどう埋めるか?
多くの企業が試行錯誤しているポイントです。

④ 成果指標(KPI)が複雑になる

オンラインはデータが取れる反面、

  • 現地参加:満足度・滞在時間
  • オンライン:視聴率・チャット・資料DL
  • 全体:リード獲得・商談化率

など指標が増え、評価がややこしくなります。


4|今の業界トレンドは?“体験の統合”がキーワード

最近のハイブリッドイベントは単なる「配信+現地」ではありません。

【主流トレンド】

  • オンラインでも“現地の熱量”を感じられる演出
  • 現地参加にオンライン機能を追加(アプリ、チャット、投票)
  • 双方向のコミュニケーションを強化
  • アーカイブを使った長期的なマーケティング
  • 少人数リアル × 大人数オンラインの効率設計

特に “体験の統合” がキーワードになっていて、
オンラインでも現場でも、できるだけ近い体験価値を提供する流れが進んでいます。


5|これからのハイブリッドイベントはどう進化する?

最後に、今後の展開を予想すると…

① より没入感のあるオンライン体験

VR・3D空間・デジタルツインなど、バーチャル展示会の高度化は加速します。

② オンライン参加者の熱量を上げるインタラクション

チャット、スタンプ、投票、クイズ、ネットワーキングなど、
“オンラインでも参加者が動ける仕組み”がより大切に。

③ 現地とオンラインのデータ統合

来場者・視聴者の行動ログを合わせてマーケティングに活用する動きが主流に。

④ 小規模イベントの増加

大規模イベントよりも、テーマを絞った高密度イベントが増加しています。

ハイブリッドイベントは、これからも確実に進化し続けます。


まとめ:ハイブリッドイベントが標準化するのは“合理的だから”

ハイブリッドイベントがここまで普及したのは、

  • 参加者の行動変化
  • 主催側のメリット増
  • テクノロジーの進化
  • コスト・会場確保の課題
  • マーケティングの潮流

これらがすべて重なって「そっちのほうが合理的」という方向へ進んでいるからです。

まだ課題はありますが、改善スピードも年々UPしています。

「現地の価値 × オンラインの拡張性」
この組み合わせは、今後もイベントの“新しい当たり前”として続いていくはずです。

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