失敗を防ぐための必須ポイントと最重要チェックリスト

ハイブリッドイベントは、オンラインとリアル会場で同時に進行する新しいイベント形式として定着しつつあります。しかし、この便利な形式には大きな落とし穴があります。それが――音響トラブルです。

実は、ハイブリッド配信が失敗する原因の大多数は、通信トラブルでも映像トラブルでもありません。
もっとも多いのは「音声がオンラインに届かない」という深刻な問題です。

オンライン視聴者にとって「音声が聞こえない」という状況は、イベントの価値が“ゼロ”になる致命的なミス。わずか数秒でも視聴者は離脱し、講演内容がどれほど素晴らしくても完全に台無しになります。

そしてこの問題は、意外にも“会場選び”が原因で起こっているケースが非常に多いのです。


■ 安い会場に潜む“最大の罠”──専門スタッフ不在というリスク

ハイブリッド配信の現場で頻繁に発生するのが、

「会場の音響設備を使いこなせない」
「そもそも使い方を教えてくれるスタッフがいない」

という恐ろしい状況です。

安価な貸し会場や小規模なホールでは、音響設備はあっても、
それを扱える専門スタッフが常駐していないことが多くあります。

この時点で、トラブル発生の可能性は非常に高くなります。

あなたも想像してみてください。

  • マイクはある
  • ミキサーはある
  • しかし触っていいのかもわからず
  • 設定方法も不明
  • 配信PCへの出力経路もわからない

この状態で本番時間が迫っている…
こんな恐怖のシチュエーションは、ハイブリッドイベントでは“日常茶飯事”なのです。

結果どうなるか?

音がオンラインにまったく乗らない。
現地では聞こえているのに、配信側は完全に無音。

これは実際に、数多くの現場で発生しています。


■ 無理やりPCの内蔵マイクを使うと地獄が始まる

音響設備が扱えず、会場スタッフも不在。
そんな窮地に追い込まれた場合、運営側が選びがちな“最終手段”があります。

それが、PCの内臓マイクで拾おうとすること。

しかし、考えてみてください。
広い会場の音を、PC内臓マイクの数センチの穴で拾って、まともな音になるでしょうか?

答えはもちろん NO です。

  • 反響だらけ
  • 声が遠い
  • ノイズが多い
  • ハウリングが起きる
  • 聞き取れない
  • 視聴者が即離脱

内臓マイクに頼るのは、
“プロのイベントを素人収録で台無しにする最悪の選択肢”です。

そして現実として、
せっかくのイベントが音響問題ひとつで完全に失敗してしまうケースは少なくありません。


■ ハイブリッドイベントの「音響」がなぜそこまで重要なのか?

理由は非常にシンプルです。

オンライン視聴者は「音声」でイベントを理解しているから。

映像は多少荒くてもまだ許されます。
少しカクついても、見続ける人はいます。

しかし、音が聞こえないイベントは視聴に値しません。

オンライン参加者は、
“音声でほぼすべてを判断している”と言っても過言ではないのです。

だからこそ、ハイブリッド配信で音響を軽視した瞬間、
イベントは失敗へ一直線に向かいます。


■ 音響トラブルを絶対に防ぐためのポイント

ハイブリッドイベントを成功させたいなら、
以下の音響対策は「絶対条件」です。


◆ 1. “音響スタッフのいる会場”を選ぶこと

これだけでトラブルの8割は防げます。

配信設備はプロ仕様でなくても構いません。
しかし、音響の専門スタッフが常駐しているかどうかは最優先でチェックしてください。

  • マイクの設定
  • 音量バランス
  • ミキサー操作
  • PCへの音声出力
  • ハウリング対策

これらをすべて素人が行うのは無理があります。


◆ 2. 会場の音響出力が「配信用」に対応しているか必ず確認する

会場によっては、

  • 会場スピーカーには出せる
  • でもPCには出せない

というケースが本当に多いです。

配信用にライン出力できない会場は、
ハイブリッド向けの会場としてはリスクが高すぎます。


◆ 3. “事前リハーサル”は絶対に必須

本番当日に音声が出ないとわかった瞬間、
もう取り返しがつきません。

最低でも以下をチェックする必要があります。

  • マイク音がオンラインに届くか
  • スライドの音が流れるか
  • 会場のBGMが配信に乗るか
  • ハウリングが発生しないか
  • 録画も問題なくできるか

ハイブリッド配信は、
「リハなしで成功することは絶対にありえない」
という前提で臨むべきです。


◆ 4. 音響担当者を自社で手配してしまうのもアリ

会場にスタッフがいない場合は、
外部の専門業者を手配する方法があります。

費用は発生しますが、
音声事故でイベントが崩壊するリスクを考えれば、
むしろ“安い投資”です。


■ まとめ:ハイブリッドイベントは「音響対策」で勝負が決まる

ハイブリッドイベントは便利で魅力的な形式ですが、
同時に「最も失敗しやすいイベント形式」でもあります。

そして、その失敗原因のトップが 音響問題 です。

  • 会場の音響スタッフ不在
  • 設備の扱いがわからない
  • 音が配信に乗らない
  • 内臓マイクでなんとかしようとして地獄を見る

これらは実際に多くの現場で起こっている問題です。

ハイブリッド配信を成功させたいなら、
音響対策は“絶対に後回しにしてはいけない最重要項目” です。

会場選び、スタッフ配置、事前チェック、設備確認。
これらを徹底するだけで、トラブルの大半は防ぐことができます。

ハイブリッドイベントを成功に導く鍵は、
最新の配信機材でも、立派な会場でもありません。

「確実な音声を届けるための準備」こそがすべてです。

この一点を押さえるだけで、
あなたのイベントはオンライン参加者・会場参加者の双方から
高い評価を得られるイベントへと変わります。

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