規模別・構成別に現場目線で徹底解説

「ハイブリッドイベントをやりたいのですが、費用はいくらくらいかかりますか?」

これは、打ち合わせの最初に必ず聞かれる質問です。
ただし正直に言うと、ハイブリッドイベントの費用は一言では答えられません。

なぜなら、

  • 規模
  • 内容
  • 配信のレベル
  • 会場条件

によって、金額が大きく変わるからです。

この記事では、
「よく分からないから不安」
「業者に聞く前に相場感を知りたい」

そんな担当者の方向けに、現場で実際に多いケースをベースに費用相場を解説します。


ハイブリッドイベントの費用が分かりにくい理由

まず前提として、
ハイブリッドイベントは「パッケージ商品」ではありません。

リアルイベントとオンライン配信、
2つのイベントを同時に成立させる構成のため、
以下の要素がすべて絡みます。

  • 会場音響
  • 映像(スクリーン・カメラ)
  • 配信機材
  • オペレーター人件費
  • 回線・配信管理

つまり、
何をどこまでやるかで費用は青天井にも、抑えることも可能です。


【規模別】ハイブリッドイベントの費用相場

小規模(〜50名程度)

費用相場:20万円〜50万円前後

想定される構成

  • 会場:会議室・小ホール
  • カメラ:1〜2台
  • 配信:ZoomまたはYouTube限定公開
  • 音響:簡易PA+配信用音声分岐

特徴

  • 社内イベント、勉強会、セミナー向け
  • 演出は最小限
  • 「最低限ちゃんと見える・聞こえる」を目指す構成

この規模でよくある失敗は、
**「安く済ませようとして配信音声を軽視すること」**です。


中規模(50〜200名程度)

費用相場:50万円〜120万円前後

想定される構成

  • 会場:ホール・イベントスペース
  • カメラ:2〜3台
  • スイッチャー使用
  • 配信用ミキサー設置
  • 配信オペレーター常駐

特徴

  • 表彰式、社内総会、キックオフに多い
  • オンライン参加者も「イベント感」を体験できる
  • 司会・進行との連携が重要

この規模になると、
人件費(オペレーター)が費用の中心になります。


大規模(200名以上)

費用相場:120万円〜300万円以上

想定される構成

  • 会場:大型ホール・展示場
  • カメラ:3〜5台以上
  • 大型スクリーン+配信同時制御
  • 専用回線・バックアップ回線
  • 配信ディレクター配置

特徴

  • 株主総会、周年イベント、大型カンファレンス
  • 「放送」に近いクオリティが求められる
  • トラブル対策が必須

このクラスでは、
失敗=大きなクレームや信用問題につながります。


【構成別】ハイブリッドイベント費用の違い

セミナー・講演型

比較的安価に抑えやすい

  • カメラワークが単調
  • スライド中心
  • 進行が読みやすい

→ 構成を整理すれば、費用は抑えやすい


表彰式・総会型

中〜高額になりやすい

  • 登壇者が多い
  • カメラ切り替えが頻繁
  • 音声切り替えが複雑

→ 人と機材が増え、費用が上がる


参加型・ゲーム・余興あり

最も費用が上がりやすい

  • 会場とオンラインの連動が必要
  • 映像演出が複雑
  • 進行リハーサル必須

→ 「楽しい」ほど難易度と費用は上がる


費用を左右する主な内訳

① 機材費

  • カメラ
  • 音響機材
  • 配信機材
  • スクリーン・モニター

② 人件費

  • 音響オペレーター
  • 映像オペレーター
  • 配信管理スタッフ
  • ディレクター

実は、費用の半分以上が人件費というケースも珍しくありません。


③ 配信関連費

  • 配信ソフト
  • 回線手配
  • 録画・アーカイブ対応

「安すぎる見積もり」に注意すべき理由

相場より極端に安い見積もりには、
以下のリスクがあります。

  • 配信音声が簡易すぎる
  • 予備機材がない
  • トラブル時の対応要員がいない

結果的に
**「安く頼んだのに失敗した」**というケースが多発します。


費用を抑えるためにできること

  • 配信はZoomなど既存ツールを活用
  • 演出を欲張らない
  • カメラ台数を増やしすぎない
  • 目的を明確にする

**「何のためのイベントか」**が明確だと、
無駄な費用は自然と削れます。


まとめ|ハイブリッドイベントの費用は「設計」で決まる

ハイブリッドイベントの費用相場は、
20万円〜300万円以上と非常に幅があります。

重要なのは、

  • 規模に合った構成
  • 目的に合った演出
  • 無理のない設計

費用をかけることが正解ではありません。
失敗しないために、どこに費用をかけるかが最も重要です。

「想像以上に難しいし、お金もかかる」
そう感じた時こそ、
最初からプロ目線で整理することで、
結果的にコストもリスクも抑えられます。