現場目線で解説するリアルな難易度

「ハイブリッドイベントって、会場でやるイベントをそのまま配信すればいいんですよね?」
この言葉を、私たちはこれまで何度も聞いてきました。

結論から言うと、それは半分正解で、半分は完全に間違いです。
むしろ現場目線で言えば、ハイブリッドイベントは通常のイベントより難易度が高いと断言できます。

この記事では、
・なぜ「簡単」と思われがちなのか
・実際の現場では何が起きているのか
・どこで失敗し、どこを押さえれば成功するのか

を、机上の空論ではなく、実際の現場で起きたリアルな視点で解説します。


ハイブリッドイベントが「簡単そう」に見える理由

まず、なぜ多くの人が「簡単そう」と感じるのか。理由はとてもシンプルです。

「配信」という言葉の誤解

ZoomやYouTubeライブが一般化し、

  • 会議はオンラインでできる
  • セミナーも配信できる

という経験が増えました。
その延長線で「イベントも同じだろう」と考えられがちです。

しかし、イベント配信は会議配信とはまったく別物です。


「映像を流すだけ」という都市伝説

よくある誤解がこれです。

カメラ1台立てて、音を拾って、配信すればOK

実際の現場では、

  • 音が聞こえない
  • 誰が話しているかわからない
  • 会場は盛り上がっているのに、オンラインは無音

といった状況が頻発します。


現場目線で見る「ハイブリッドイベントの本当の難しさ」

難易度①:音響はリアル×オンライン両立が必須

ハイブリッドイベントで最もトラブルが多いのが音です。

  • 会場では問題なく聞こえている
  • でもオンラインでは「何を言っているかわからない」

これは本当によく起きます。

理由は簡単で、
会場用の音と配信用の音は別物だからです。

会場は「空間に音を飛ばす」設計。
配信は「マイクで音を正確に拾う」設計。

ここを分けて考えないと、確実に失敗します。


難易度②:カメラ位置=参加者体験そのもの

リアル参加者は「どこを見ればいいか」自然にわかります。
しかしオンライン参加者はカメラがすべてです。

  • 登壇者の顔が映らない
  • スライドが小さすぎる
  • 会場の空気感が伝わらない

これだけで、オンライン参加者の満足度は一気に下がります。

「とりあえず後方から引きで撮る」は、
ハイブリッドイベントではNG構図です。


難易度③:進行は「2つ同時」に管理する必要がある

ハイブリッドイベントでは、進行が二重構造になります。

  • 会場の進行
  • オンラインの進行

例えば、

  • 会場では拍手が起きている
  • でもオンラインでは無音で間が空く

こうした「ズレ」が積み重なると、
オンライン参加者は確実に離脱します。


実際にあった「ハイブリッドイベント失敗例」

失敗例①:音声トラブルでクレーム寸前

会場は大成功。
しかし後日届いたアンケートには、

オンラインではほとんど聞き取れなかった

という声が多数。

原因は、会場スピーカーの音をそのまま配信に送っていたことでした。


失敗例②:オンライン参加者が完全に置いてきぼり

会場では盛り上がるゲーム企画。
しかしオンライン参加者には、

  • 何をしているかわからない
  • 誰が勝っているかわからない

結果、「途中で退出」が続出。


それでもハイブリッドイベントが選ばれる理由

ここまで読むと、
「じゃあやらない方がいいのでは?」
と思うかもしれません。

しかし、正しく設計されたハイブリッドイベントには、
リアル単体・オンライン単体にはない価値があります。

  • 参加できなかった人にも体験を届けられる
  • 地方・海外からも参加できる
  • イベントの価値をアーカイブとして残せる

問題は「難しいこと」ではなく、
難しさを理解せずにやってしまうことです。


ハイブリッドイベント成功のために本当に重要なこと

技術より先に「設計」

機材を揃える前に考えるべきなのは、

  • 誰に向けたイベントか
  • オンライン参加者に何を体験させたいか

これが曖昧なまま進めると、
どんなに高価な機材を使っても失敗します。


「簡単にやらない」と決めること

ハイブリッドイベントで一番危険なのは、

とりあえずやってみよう

という判断です。

  • 音響
  • 映像
  • 進行
  • 通信

すべてが絡み合うからこそ、
最初から難しいものとして向き合うことが成功への近道です。


まとめ|ハイブリッドイベントは「簡単」ではない。でも価値はある

ハイブリッドイベントは決して簡単ではありません。
むしろ、リアルイベントよりも準備と設計が重要です。

しかし、

  • 現場目線で設計し
  • オンライン参加者の体験を本気で考え
  • 技術と進行を分けて整理すれば

「やって良かったイベント」になります。

もし
「自社だけでやるのは不安」
「一度失敗してしまった」

そんな場合は、最初からプロ目線で設計することをおすすめします。
ハイブリッドイベントは、甘く見ないことが最大の成功要因です。

まずはプロに相談が一番安全です

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