配信を“簡単に考えない”ことが最大のポイント

ハイブリッドイベントって、最近一気に増えましたよね。
リアル会場にお客さんを呼びつつ、オンラインでも同時に配信するあのスタイルです。

ただ、ここでひとつ言わせてください。

「配信なんて、いつものZOOM会議の延長でしょ?」

……この考え方、ハイブリッドイベント最大の落とし穴です。

実はハイブリッドイベントの配信って、
普段のミーティングで使うZOOMやTeamsとは全く別物。
必要な技術も、設備も、トラブル対策もレベルが違います。

この記事では、ハイブリッドイベントを実施するうえで、
「配信を簡単に考えないほうがいい理由」
「専門知識がなければ失敗するポイント」
「最初からプロに頼むほうが実は安いワケ」
をカジュアルに、わかりやすくまとめました。


■ 1.ハイブリッドイベント配信は“会議アプリの延長”では成立しない

まず大前提として、ハイブリッドイベントの配信は
ZOOM会議とは別物 です。

普段の会議配信だと、

  • PC1台
  • ウェブカメラ
  • 内蔵マイク
  • 会議アプリ

この辺りで何とかなりますよね。
でもイベントは桁違いです。

● イベント配信の特徴

  • カメラは複数台必要
  • スイッチャーで映像を切り替える
  • 大きな会場の音を拾う必要がある
  • スライド、登壇者、会場の様子……複数の映像を同時処理
  • 回線の安定性が命
  • 参加者数が多いためトラブル許されない

そして一番大きいのが、

“配信クオリティがイベント評価の7割を決める”
という現実。

会議なら「聞こえにくいので一回ミュート解除お願いします」で済みますが、
イベントは一度配信が止まったり音が悪かったりすると、
視聴者は即離脱します。

だからこそ、会議アプリの感覚で運営すると危険なのです。


■ 2.映像信号を遠距離まで伸ばすのは実はとても難しい

リアル会場のステージから、配信ブースまでの距離が20〜30メートルなんて普通です。
ところが、映像信号って“長距離が苦手”。

● HDMIは10m超えると不安定

家庭用のHDMIケーブルは、せいぜい5〜10mが限界。
それ以上伸ばすと、

  • 画質が落ちる
  • 映像が途切れる
  • 映らない

なんてことが普通に起こります。

● プロは何をしているのか?

プロ現場では、
SDIケーブルHDBaseT を使って
100m級でも安定して映像を飛ばします。

そして、
「信号を変換する機材」
「分配する機材」
「遅延を少なくするスイッチャー」
など、会議室では見たことのない専門機材が必須になります。

つまり、

長距離の映像伝送は、素人では無理。プロの知識と機材が必要。

これがハイブリッドイベントの難易度を上げている理由のひとつです。


■ 3.イベントで一番多いトラブルは“音”。中でもハウリングは最悪

イベント配信で最も多い事故は ハウリング
キーン!というアレです。

会議配信でもハウリングは起こりますが、
イベントの場合はスピーカーの数もマイクも多いので、
もっと複雑です。

● ハイブリッドイベントでハウリングが起きる原因

  • マイクの本数が多い
  • ワイヤレスマイクと会場スピーカーが近い
  • 配信用音声と会場音を同時に扱う
  • スイッチングのタイミング
  • 登壇者が急にマイクを動かす
  • PC音声が返ってくるループ構造

など、対処すべきポイントが一気に増えます。

● ハウリングを防ぐには“知識”と“設備”が必要

  • イコライザー調整
  • スピーカー方向のコントロール
  • マイク感度調整
  • 配信用と会場用ミックスの分離

これらを正しく処理しないと、
オンライン配信は壊滅的な音になります。


■ 4.実は「高性能クリッカー」も超重要アイテム

ハイブリッドイベントで結構重要なのに、
素人ほど見落としがちなアイテムがあります。

それが 高性能クリッカー(ワイヤレスプレゼンター)

● 安物クリッカーの問題点

  • 途切れる
  • 反応が遅い
  • 会場の広さに対応できない
  • スクリーンの裏に回ると電波が弱まる

クリッカーがまともに動かないイベントほど、
テンポが悪くなり、登壇者も司会者も困り果てます。

● プロ現場のクリッカーは“別次元”

プロが使うクリッカーは、

  • 通信距離が長い
  • 途切れない
  • 電波干渉に強い
  • 会場の環境に合わせて周波数も調整可能

というレベル。

「クリッカーなんてどれも同じでしょ?」
と思う方も多いですが、実はイベントでは超重要。

プロが必要な理由は、
こんな“細かいけど致命的な部分”を全部カバーできるからなんです。


■ 5.結論:最初からプロに依頼するほうが、結果として一番安く済む

ここまで読んでいただいた方に、
一番伝えておきたいことがあります。

● プロに依頼すると高いイメージがある?

確かに、プロの配信会社に依頼すると
ある程度の費用はかかります。

でも、実は一番安く済む選択肢です。

● なぜプロのほうが安上がりなのか?

理由は簡単。

素人がやると、
・機材トラブル
・配信事故
・会場でのやり直し
・追加レンタル
・ケーブルの買い直し
・当日の放送事故
など、後から発生する“見えないコスト”が膨れ上がります。

結果として、
プロに最初から頼むより高くつくケースが本当に多いんです。

● プロは経験と機材の塊

プロの現場は、

  • 映像
  • 音声
  • 回線
  • スイッチング
  • 会場導線
  • ライティング
  • トラブル対応
  • 代替案の準備

これらを全て“同時に”処理できる集団。

自分たちだけで抱えるより、
プロの知識を借りたほうが結果的に時間もお金も節約できます。


■ 6.まとめ:ハイブリッドイベントは“簡単そうで実はめちゃくちゃ難しい”

ハイブリッドイベントを成功させるポイントは、
次のひとつにつきます。

「配信を簡単に考えないこと」

・遠距離の映像伝送は専門知識が必要
・音声トラブルは最も危険
・クリッカーまで気を配る必要がある
・会議アプリの延長では成立しない
・プロに頼むほうがむしろコスパが良い

このあたりを理解するだけで、
イベント成功率は大きく上がります。

ハイブリッドイベントは難しいですが、
プロと一緒に進めれば安心して質の高いイベントになります。

「失敗できないイベントだからこそ、配信を軽く考えない」
ここが最大のポイントです。

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