|失敗しないための注意点をカジュアルに解説

イベント企画は「ワクワクするアイデアを形にする仕事」でもあり、「小さなミスが大きなトラブルにつながる仕事」でもあります。経験者ならわかると思いますが、段取りの悪さや調整不足で、当日に冷や汗をかく…なんてことも珍しくありません。

この記事では、イベント企画で絶対にやってはいけないNG行動を、できるだけカジュアルな語り口でまとめました。企業イベント・懇親会・表彰式・カンファレンス・ハイブリッドイベントなど、どんなジャンルにも共通する内容です。

「なんとなくいつもバタバタしてしまう…」
「どこで失敗しているのかわからない…」

そんな企画担当の方は、ぜひチェックしてください。


■NG①:目的が曖昧なまま企画を進める

これはイベント企画の”あるある失敗”の代表です。

「とりあえず去年と同じ内容で」
「みんな楽しめる感じで」

こんなふわっとした状態で進めると、ほぼ確実に迷走します。
イベントは、目的が明確であればあるほど成功に近づきます。

たとえば…

  • 社員同士の交流が目的?
  • 新商品の体験が目的?
  • 会社ビジョンの浸透が目的?
  • 採用イベントとして興味喚起が目的?

目的が異なれば、構成・コンテンツ・時間配分・必要な機材まですべて変わるため、曖昧な目的は「当日の空気が締まらず、伝わらず、盛り上がらない」という最悪の結果を招きます。

目的設定こそイベント企画の出発点。
ここを適当にすると、全部がブレ続けます。


■NG②:ターゲットを決めないまま内容を作る

次によくあるのが「誰のためのイベントなのか」が曖昧なケース。

大人向けと学生向けでは演出も説明の濃度も変わります。
役員が参加する会と20代がメインの会ではテンションが変わります。

ターゲットが決まらないと、次のようなズレが発生しがちです。

  • 内容が堅すぎて若手に刺さらない
  • カジュアルすぎて上層部から「ふざけてる?」と思われる
  • オンライン視聴者に伝わらない構成になる
  • 対面組とオンライン組の満足度の差が大きくなる

イベントは「誰に一番喜んでほしいか」を明確にしないと、全方向に薄まった中途半端なイベントになります。


■NG③:情報共有が遅い・足りない

イベントは「チーム戦」。
でも、企画者が情報を抱え込んでしまい、当日になって

「聞いてない!」
「そんな変更あったの!?」

というトラブルが続発するパターン、実はめちゃくちゃ多いです。

特にNGなのは次のような行動:

  • 台本の更新を共有しない
  • 登壇者への案内がギリギリ
  • 司会とオペレーターで認識が違う
  • 会場スタッフに必要情報が届いていない
  • オンライン配信スタッフと画面演出の連携が取れていない

情報共有が遅れるだけで、当日の判断が追いつかず、
スタッフ全員がバタバタする“最悪の現場”が完成します。

GoogleスプレッドシートやNotionでリアルタイム管理すると改善します。


■NG④:スケジュール管理を軽く考える

「とりあえず当日うまく動けばいいでしょ」

…これは、イベント初心者がやりがちな発想です。

イベントは、スケジュール管理が甘いと破綻します。

  • 会場入りの時間がギリギリ
  • リハーサルの時間が足りない
  • 映像・音響チェックができない
  • ケータリングの配置が間に合わない
  • オンライン側の接続テストを後回しにする
  • 司会の読み合わせができない

スケジュール管理は、想定の1.5倍くらい余裕を見るのが基本。
特に配信を伴うハイブリッドイベントは、機材トラブルが起きる前提で組むべきです。


■NG⑤:ハイブリッドイベントでオンライン側を軽視する

最近増えている「リアル×オンラインのハイブリッドイベント」。
これが一番大変です。

よくあるNGがこちら:

  • 会場の音声がオンラインに届いていない
  • スライドが見えない
  • カメラが固定で誰が話してるかわからない
  • 質疑応答のオンラインコメントを拾わない
  • 配信の遅延を考慮しない

会場を盛り上げるのも大事ですが、オンライン視聴者は少しの不具合でもすぐ離脱します。

リアルとオンラインの両方を満足させるのは、実はプロでも難しい領域。
視聴者目線での設計が欠けると、一瞬でクレームがきます。


■NG⑥:設備や機材の難易度を甘く見てしまう

イベントを失敗させる理由の大半は「機材トラブル」です。

特にNGなのは、

  • 会場の設備を事前に確認しない
  • 使ったことのない機材を当日いきなり使う
  • オンライン配信をPC内蔵マイクでやろうとする
  • 映像切り替えを素人が担当する
  • 音響ミキサーを触れる人がいない

など。

イベントの司会進行は順調でも、
音が出なければイベントは成立しません。
照明が暗ければ撮影も台無し。
配信が落ちればオンライン参加者は即離脱。

「とりあえずなんとかなるっしょ」で成功した例は、ほぼゼロです。


■NG⑦:会場動線や受付まわりを設計しない

リアルイベントで起きがちなNGがこちら:

  • 受付が渋滞する
  • 案内表示が少なく迷子が続出
  • クロークが足りない
  • トイレの位置がわからない
  • 参加者がどこに座ればいいかわからない

特に受付動線が悪いと、来場者のテンションが下がります。

「どこに並べばいいの?」
「QRコードどこで出すの?」

こういった最初のストレスが、その後の満足度に影響するので、
動線設計は軽視できません。


■NG⑧:コンテンツが長すぎる・説明が多すぎる

イベント企画者がやりがちなのが、

「詰め込みすぎ問題」

です。

  • スピーチが長い
  • 企画を盛り込みすぎて間延びする
  • 説明ばかりで退屈
  • 動画がやたら長い
  • 休憩が少ない

イベントは集中力が持ちません。
特にオンライン参加者は、数分で離れます。

「この内容、本当に必要?」
「もっと短く要点を伝えられない?」

これを常に問い続けると、満足度が上がります。


■NG⑨:アンケートを取らない・振り返りをしない

イベント後にアンケートを取らないのはNGです。

改善ポイントが見えず、次回も同じ失敗を繰り返すことになります。

  • 司会のテンポ
  • 音響の聞きやすさ
  • 企画コンテンツの満足度
  • オンライン環境の快適さ
  • 会場案内のわかりやすさ

これらを毎回分析することで、次回のクオリティは確実に上がります。


■NG⑩:全部を社内スタッフだけでやろうとする

これも多くの企業が陥るNGです。

イベントは本来、
企画・運営・音響・配信・受付・進行管理
など、複数の専門領域が絡みます。

それを「全部うちのスタッフでなんとかなるでしょ」と考えると、

  • 本業に支障
  • 担当者の負担が爆増
  • 現場でテンパる
  • 配信事故が起きる
  • 余裕がなくなりミスが多発
  • スタッフが疲弊しきる

という悪循環に。

特にハイブリッドイベントは、専門器材・オペレーションスキル・トラブル対応力が必須なので、プロに任せる方が結果的に効率的です。

プロに依頼すると…

  • 適切な音響・配信機材を提案してくれる
  • 効率の良い進行方法を組んでくれる
  • 想定トラブルを事前に潰せる
  • スタッフが「当日の運営」に専念できる
  • 準備のストレスが激減する

結局のところ、多少費用がかかっても 社内の業務が滞らずイベントの質も上がる ため、「外部に頼む」という選択は十分に価値があります。


■まとめ|NG行動を避けるだけでイベント成功率はグッと上がる!

イベント企画でやってはいけないNG行動をまとめると…

  1. 目的が曖昧
  2. ターゲットを決めない
  3. 情報共有が雑
  4. スケジュールが甘い
  5. オンライン参加者を軽視する
  6. 機材の難易度を甘く見る
  7. 動線設計をしない
  8. コンテンツを詰め込みすぎる
  9. アンケートを取らない
  10. 全部を社内だけでやろうとする

たったこれだけのNGを避けるだけで、イベントの満足度は大きく変わります。

イベントは「段取り70%・当日30%」。
企画段階でどれだけ丁寧に準備できるかが成功のカギです。