|成功する企画づくりの手順とコツ【ハイブリッド化にも対応】
企業セミナー、展示会、社内総会、カンファレンス、販促イベントなど、あらゆる場面で「イベント企画」は欠かせない業務になっています。特に近年はリアルとオンラインを組み合わせた ハイブリッドイベント が主流となり、企画担当者にはより高度な企画力が求められています。
イベントを成功させるためには、企画段階でどれだけ正確に設計できるかが重要です。本記事では、SEO対策を意識しつつ、「イベント企画をする際に必ず押さえておくべきポイント」を4,000文字で詳しく解説します。
1. イベント企画の最初のポイントは「目的の明確化」
イベント企画の成否は、最初に設定する「目的」で決まると言っても過言ではありません。
- 何のために開催するのか
- 誰に向けて行うのか
- 何を達成できれば成功なのか
- 企業としてどのような成果を出したいか
これらが曖昧なまま進めてしまうと、当日の運営や演出、告知方法がブレてしまい、参加者に響かないイベントになってしまいます。
目的は大きく分けると、次のようなカテゴリに分類できます。
- 社内交流を深める
- 商品の認知を広げる
- リード獲得を増やす
- 既存顧客との関係維持
- 社員教育や研修
- 企業ブランドの向上
まずはここをはっきりさせることが、イベント企画の第一歩です。
2. ハイブリッド化を前提にした企画が主流に
最近のイベント企画で非常に重要なのが 「ハイブリッド化を前提に考える」 という視点です。
オンラインが一般化したことで、参加者は「会場に行くかオンラインで参加するか」を自由に選べる環境が整いました。この流れに合わせて、企業イベントも次のような理由でハイブリッド化が進んでいます。
- 遠方の顧客・社員も参加できる
- 集客の幅が広がる
- 参加者数の制限がなくなる
- 移動が難しい人でも視聴できる
- アーカイブ配信で後から見られる
つまり、企画段階で最初から
・リアル参加者とオンライン参加者の双方にとって価値がある内容にする
・リアル会場とオンライン配信で流れが破綻しない構成を設計する
・配信に適した資料・進行を作る
こうした“ハイブリッド前提の企画力”が求められています。
3. イベント企画の軸となる「テーマ」は絶対に必要
イベントを成功へ導くポイントの中でも特に大切なのが、
「テーマ設定」 です。
テーマとは、イベント全体の意味を示す“旗印”です。
テーマがあることで、
- 企画内容に統一感が出る
- 登壇者の内容にブレがなくなる
- 集客メッセージが分かりやすくなる
- 参加者が理解しやすい
- 全体のクオリティが上がる
という効果があります。
テーマが曖昧なイベントは、会場の雰囲気も話の方向性もぼやけ、その結果参加者の満足度が下がる傾向にあります。
4. テーマは「わかりやすく日本語で作る」ことが重要
テーマを作る際に最も大切なのは、
誰でも理解できる、わかりやすい日本語にすること です。
企画担当者はつい専門用語や英語を使いたくなりますが、参加者の背景や知識レベルはさまざまです。難しいテーマや横文字だけのテーマは記憶に残りにくく、イベントの魅力が伝わりません。
例:わかりにくいテーマ
- Cross-Communication Creation
- Smart Innovation Conference
- Agile Transformation Day
わかりやすい日本語テーマ
- つながる
- はじめる
- 未来を見つける
- これからの働き方
- 現場力を上げる
このような日本語テーマは、参加者の頭にスッと入り、理解しやすく、親しみやすさを感じてもらえます。
5. テーマは「できるだけ一言」が好ましい理由
テーマは長くても良いのですが、最も効果的なのは “一言” にまとめること です。
一言テーマには次のメリットがあります。
- 訴求力が強い
- 記憶に残りやすい
- イベント全体が統一される
- SNSで拡散しやすい
- 会場装飾や資料にも使いやすい
企業イベントでは「キャッチコピー」よりもさらにシンプルに“言葉の軸”としてテーマを掲げると、参加者全員が同じ方向を向きやすくなります。
一言テーマの例
- 変革
- 挑戦
- 共有
- 創造
- 深掘り
短い言葉ほど強く人の心に残ります。
6. テーマは「単純でみんなが同じ理解をできる言葉」を選ぶ
イベントは、参加者の「理解」が揃っていないと盛り上がりません。
特に社内イベントや大規模カンファレンスでは、職種や部署、知識レベルが異なる人たちが集まります。
そのためテーマは、
誰が聞いても同じ意味として理解できる言葉を選ぶ
ことが最重要ポイントです。
抽象的すぎる言葉や比喩が多い言葉は、参加者ごとに解釈が異なります。
NG例
- フューチャリスティック・イノベーション
- 多様な視点の交差
- 新次元の価値創出
これらは聞こえは良いですが、解釈の幅が広すぎて、イベントの軸として弱いです。
良い例
- 未来
- 成長
- 変化
- 共有
- つながり
こうした単純な言葉は全員の理解が揃いやすく、イベント全体の方向性が明確になります。
7. 集客・告知のメッセージもテーマに合わせて統一する
イベント企画の段階でテーマが明確に決まっていれば、集客のメッセージも自然と整理できます。
- Webサイト
- メール
- SNS
- ポスター
- イベントページ
これらすべてに「同じテーマ」を反映させることで、統一感のある情報発信が実現します。
たとえば「挑戦」というテーマであれば、
- メール:『挑戦』をテーマにした〇〇セミナーを開催
- LP:挑戦の先にある未来を語るイベント
- バナー:キーワードは「挑戦」
すべてのメッセージが一本の軸でつながり、訴求力が大幅に高まります。
8. プログラム設計も「テーマ」を中心に組み立てる
企画段階でテーマが決まれば、プログラムも自然と作りやすくなります。
例:テーマが「未来」の場合
- オープニング映像:未来の社会を描く
- 基調講演:未来の働き方
- パネルディスカッション:未来の業界予測
- ワークショップ:未来に向けた自社戦略
- クロージング:未来に向けて動き出す宣言
テーマがあるだけで、全体の流れに一貫性が生まれ、参加者の理解も深まります。
9. ハイブリッドイベントとしての導線設計も企画段階で必須
ハイブリッド化を考える場合、企画段階で以下を必ず設計します。
✔ オンライン視聴のしやすさ
- カメラ位置はどこか
- 音声はクリアか
- スライドは見やすいか
✔ リアル会場との“情報差”が出ない工夫
- オンライン専用のナレーション
- スライド共有
- チャット対応スタッフの配置
✔ アーカイブ視聴への対応
- 見逃し配信
- 編集の必要性
- 資料の配布ルール
オンライン参加者の満足度が低いと、全体の評価も下がるため、ハイブリッド前提の企画が非常に重要です。
10. まとめ|イベント企画は「テーマ」と「ハイブリッド化」が肝心
イベント企画で失敗しないためのポイントをまとめると以下の通りです。
- まずは目的を明確にする
- ハイブリッド化を前提にして構成を設計する
- イベントの軸となるテーマを必ず設定する
- テーマはわかりやすく日本語で作る
- できるだけ一言で表現する
- 単純で誰もが同じ理解をできる言葉を選ぶ
- 集客・進行・プログラムすべてをテーマ軸に統一する
これらを守るだけで、イベント全体の品質は大幅に上がります。
特にテーマ設定は、参加者の印象、企画の方向性、メッセージ性、全体の統一感など、イベント成功のすべてを左右する最重要要素です。
さらにハイブリッド化を前提にすることで、現代の参加者ニーズに合った企画が実現し、集客にも成功しやすくなります。


